乳がんの告知を受けてから、先ず何をしたかというお話です。
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アベリアという木をご存知ですか?
こんな可愛らしい花が咲きますが、この花ボロボロ散って地面を汚します。
ものすごく行儀の悪い木で、放ったらかしにするとどんどん伸びるし、勢いよく伸びた新芽にはアブラムシがいっぱいつきます。
※ 上2枚 画像お借りしました。
義母が家の目隠しになるからと、このアベリアを当時新築したばかりの我が家の周りに挿木で増やしてしまいました。
その後、嫁の私が枝切り電ノコで春と秋の年2回、ボーボーに伸びるアベリアを刈り込む作業をしていたんです。(T-T)
こんな過酷な作業を家族、特に娘に残しては死ねないと思った私。(がんの告知を受けた方なら一度は最悪のことを考えると思います。)
それに手術後は腕が上がらなくなるかもしれない…
義母に「家の周りのアベリアをこぐでね!」
宣言をして退職後すぐに木の根掘りに取り掛かりました。
毎日毎日地面深く掘り続けて計14本。
1日1本のペースで14日間木の根を掘り続けました。
そしてアベリアを引っこ抜くだけじゃなく、抜いたところに鉢植えで育てていた、
バラ、シマトネリコ、ゲッキツ、ワビスケ、アザレアを地植えしました。それと縁起のいいオタフクナンテンも購入して植えることに。
それぞれ高低差を考えて植えたので、しっかり根付いてくれたら義母が気にしてた家の目隠しになってくれると思います。(^-^)v
この春、アザレアがしっかり根付きキレイに咲いてくれました。
こちらはワビスケ
バラも蕾をつけてくれました ♪
オタフクナンテンは"お多福来"と"難転"が合わさって、私の願望をもろに表してます。
シマトネリコとゲッキツは根付きが悪かったのか、一度丸坊主になってしまい、まだ新芽が伸びてないので画像はまた今度。
それぞれ行儀の良い木ばかりなので、これからは手間をかけずに四季が楽しめるはず!
そういえば、離れた地にいるがん友ちゃんが体調を心配して連絡くれたんですけど、木の根を掘り続けた話をしたら、
「庭師に頼まなかったの?」って言われて
「えっ!?( ゚д゚)」ってなりました。
うちは家の周りの垣根だけで庭なんてないので、庭師に頼むなんて思いもしなかった〜〜〜!
この間、胸のしこりが5ミリ大きくなってたんですよね…まさか木の根を掘ったからか!?と思ったり(汗)
まあ今は自分のお手柄に満足して咲き誇ってる花を楽しんでいますけど。
序盤、嫁の嘆きをちょこっと盛りこんでますがお気になさらず(笑)
※ 『根をこぐ』はうちの地方の方言かもです。
通じましたか?